建物表題変更登記

すでに登記されている建物に変更が生じたときに行う登記です。
所在、種類、構造、床面積のどれかを変更したときに、所有者が変更の申請をします。

 

たとえば、次のようなケースです。

  • 所在(土地を分筆したので家の所在地番が変わった)
  • 種類(店舗をやめて居宅にした)
  • 構造(平家建に2階を増築した、トタン屋根を瓦ぶきに変えた)
  • 床面積(子供部屋を増築した、ベランダをサンルームにした、一部を取り壊した)

 

増改築などの工事をしたことによって変更になった場合は、原則として工事業者の証明書を付けて申請します。

未登記の建物に増築などをした場合は、いったん建物表題登記をしてから建物表題変更登記をするのではなく、現在の建物の形や種類で建物表題登記をするだけです。

不動産としての建物を特定できればよいのですから、過去にどのような大きさだったかまではいらないのです。ただ、履歴として何年何月何日新築、何年何月何日増築と記載されるだけです。

なお、いつ建てたか、増築したか分からない場合は年月日不詳新築とか、昭和43年月日不詳増築というようなかたちで登記できます。